デンマークの社会システム<デンマーク>誰もが一度は聞いたことある国名でしょう。 私の中で、このデンマークの社会システムは平和な世界にしていて行くのに鍵を握っているものが詰まっていると思うのです!それもあって紹介♪ さて本題! デンマークは一度は誰もが聞いた事ある国でしょう!ヨーロッパ、ドイツの真上にある国です♪ 数少ない王制国家で、一院制だけど、女王様は国民の人気者! ☆デンマークのお国事情…痩せた国土でも工夫して豊な生活を実現 ・面積 43,000km2(北海道の約半分)人口 530万人(北海道とほぼ同じ) ・土地 一万年前まで国土は氷河におおわれ、表土が削られたため 一番高い所は海抜173m。土壌は砂土で痩せている。資源はゼロ ・1850年ドイツ(プロシャ)との戦争で肥沃な土地を失い、残った土地を 開拓して生活を支えてきた。 ・品種改良を重ね痩せた土地で育つ穀物を作り、家畜を飼育、 現在では世界最大規模の農産品輸出国となった。 ・デンマークの農協は国際部門を持ち、自国の農産品を世界中に有利に販売。農家は安心して増産。農協が高く買い取ってくれる。(日本の農協は?) このように日本の国土と比べてはるかに不利な条件にもかかわらず 食料自給率300%、エネルギー自給率118%(1999年)を誇り、 余りは輸出しているのです。 まずデンマークの国としての考えはこれ! (資源のないデンマークで) 「国民は最大の資源である」 だからその国民を最大限活かすために教育、医療、生活の安心をとことん保障する。 大学を1つ2つ出るのも、社会人になってから学校にいくのもざら。 不安なく、とことんやりたいことをやれる。 (なんと日本じゃ大学入学にはべらぼうに高い金取られるのに、デンマークは無料なんです) 国策として生きるためにたいせつな要素、 水と空気と食料とエネルギーをしっかり確保することを押さえ、 その実現として、食料もエネルギーも自給自足できている。 環境に配慮して水、空気を汚さないし、 人という最大の資源、エネルギーを無駄にしない。 デンマーク社会は環境問題や福祉問題、教育問題、雇用問題等と言った 全ての社会問題を有機的な繋がりがあるものとして捉えているから、 すごく柔軟な視点で物事を見ていると言う感じです。 日本の教育は一番になってナンバーワンを目指すといった ナンバーワン教育と言う雰囲気ですが(少しずつ変わりつつ はあるけど)、デンマークはオンリーワン教育なのです! 教育費は無料とさっき言いましたが、入学試験にしても驚く位です! 日本はご存知の通り、暗記重視の詰め込み教育だけど、デンマークは 例えば4時間の試験時間があって、そこに参考書などの持込が許されれてて、 論文を自分なりに書いていくという感じなんです。 その人が持っているのは何か?(まさにオンリーワン)と言う所に重点を置いているから! 小学校の授業でさえ高学年になったら 「ここの場所に高速道路は必要か!?」 と言うようなテーマで話し合いをする授業があって、本当人間として 必要な事に重点を置いています! キリスト教の共生の精神に貫かれた福祉先進国なのです。 「共生への責任感」つまり、 自分はこの社会で何が出来るかという問いかけからくる 社会参加の意識と、それに基づく実践、多かれ少なかれ、 この思想がデンマーク人が共通して持っているものらしく、 教育とキリスト教によって育まれているそうです。 世界で一番後進国を援助している国。 ダントツでノーベル賞受賞者の多い国。 所得の再分配を重視し、 15歳から収入があれば所得を自己申告する。 (子供たちのアルバイト収入にも税金がかけられます) だからこそ、国民は国家予算の使い道、 それを決める政治に対する関心が高く、 国会議員選挙の投票率が80%を下回ることはないのだそうです。 それもこれも、さっきも話したように例えば、子供のうちから 「○○年後にあそこに橋をかける予定だがいいか悪いか、どうか?」 という具体的な議題が教育の場で取り上げられたり、 市町村都道府県でその自治体の抱える問題を 市民レベルで検討し、解決の方法を提起するために 市民会議を開いたりして、 国のあり方、行政のあり方を市民が考えるベース作りが 工夫されているということがあります。 デンマーク人だけが優秀、というよりも、 考える土壌づくりをしっかり組み込んでいるからなのですよ。 日本だって、そういう仕組みができれば、 こんなにおかしくならなくてもすむはずなんだよね~。 デンマークでは「政治の愛情」という言葉をたびたび耳にするとの事! 今の日本の政治家、小泉総理とかにも聞かせてやりたいですわ! 「デンマーク社会研究会」 http://www32.ocn.ne.jp/~dssa/ デンマークについて調べている会です♪ デンマークに関する手ごろな一冊♪ 『デンマークという国 自然エネルギー先進国』 ケンジ・ステファン・スズキ 合同出版 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4772603123.html |